毎週土曜日に届く知床頼り
知床にはもう冬が来てる
あっという間に11月ですね。
立冬を迎え、知床は本格的な寒さが始まりつつあります。
オホーツク海も北風に押され白波を立てています。
少し寂しい季節ではありますが、動物の観察がしやすかったり、冬鳥が渡ってきたり、楽しみも沢山待っていますよ。
アクティブな夏から、おだやかな冬へ。
知床の冬時間が始まっています。
知床五湖はもうすぐ閉園(今年の営業は11/8まで)ですが、フレペの滝への遊歩道や、開拓小屋コースなど自然センターの周りでは、静かな初冬の森を楽しむことができます。
雪景色になるにはまだ少し早いですが、上着が欠かせなくなってきました。
体も心もまだ季節に追い付いていないのか、厳冬期には氷点下10度を下回るというのに、今が一番寒い気がします。
季節の変わり目、みなさんも暖かくしてお過ごしください。
https://www.shiretoko-komnupuri.shop/shopdetail/000000000025/
暖かい飲み物が美味しい季節ですね。
知床を感じながら一息つきませんか?
コムヌプリのロングセラー・アイテム【Fire-King】のスタッキングマグカップが再入荷されました。
海と森の循環をイメージして描かれた繊細な切り絵のデザインには、知床の自然への想いが込められています。
ミルクガラスの風合い、つるっとした手触りのレトロさと、デザインのモダンさ。
素敵な一品です。
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家での珈琲用コップは2つ。
知床にはひとりで2回行きました
知床、女満別、川湯、釧路、、、あちこちでヒグマの気配を何度も何度も感じて
ついさっきまでここにいたとわかるニアミスもありました
旅から戻ってもしばらくは軽いPTSDで薮が怖かったほど
それから熊の勉強を細々としています
この本が一番熊の勉強になりました
この方のぶっきらぼうな言葉には差し迫るものがありました
今熊による被害が多発
熊に殺された人も
秋田県だけでもこの半年で既に1000頭以上が駆除されました
(駆除って言うなよ😢)
とにかく人が襲われないように
人間界に出てきたら殺されます
人のための『駆除』です
熊は一頭、10〜50万で売れます
(肉、手、内蔵(漢方薬)など)
(特に高いのは熊の胆(い)=胆のう)
熊を殺しまくって、九州で熊は絶滅してしまいました
(くまモンは別)
『何とか人と熊が争わない世界にならないか』
知床から届く冊子でも、かなり苦悩しているのが伺えます
人間同士も争っている
人間と動物も争っている
もう未来はかつての世界が成し得ていた自然と人間の『共存』はないのだろうか
熊そのものよりも、日本の豊かな森を守るための活動をしている熊森協会にも、毎日毎日非難や批判や苦情、時には脅しも寄せられています
ネットは怖い
人間も自然の中で生かされている
生かしてもらってる地球の血肉を🌏どんどん壊してゆく人間
果ては破滅しかないのかな・・・と絶望します
AIや人工知能も人間の脳そのものを脅かし、
これから闘っていかなければならないかも
破滅してから後悔すればいいんだと思う根性悪な私です
🐻熊森協会
1992年、次々と射殺される熊に疑問を持った兵庫県の理科の先生と生徒たち立ち上げました
その後先生はお年で引退
『法律を知らなければ森は守れない』と、今はその生徒の1人が弁護士になり会長を勤めています
https://m.facebook.com/JapanBearForestSociety
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写真家・星野道夫さんは北米のシャーマンから『あなたは熊の精霊。やがてあなたは熊になる』と言われた。
27年前熊に食べられ魂は本当に熊になった。
星野道夫さんは本の中で『熊を恐れる世界がずっと続いて欲しい』と言っている。
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宮沢賢治で一番好きなお話
『なめとこ山の熊』
貧しく優しい熊狩の名人、小十郎と熊のお話。
最後のシーンは人間が熊の霊を送るのではなく、逆に熊が人間を神の世界に贈る儀礼をしている。
小十郎の死に顔は笑っている。
小十郎は喜んで自らを犠牲に捧げたのである。
熊たちは小十郎の霊に敬意を払いじっと雪にひれふして祈る。