動物行動学という聴き慣れない学問の本。
1949年に出版されてからもう26刷!
1998年に京大名誉教授の日高敏隆さんが再翻訳し、再出版した。
ムツゴロウさんも、竹田津先生も、獣医師を目指す学生も、動物園の飼育員も
とにかく動物に関わる人みんながまずはこの本を読むというソロモンの指輪。
動物の本というと、シートン動物記があるけど、それとは全く違った、もっと動物に近づいた、動物への深い愛情と専門的な内容。
濃い。
もっともっと動物が好きになる。
少し不思議な本。
今読みかけて、ゆっくりじっくり読もうと思います。
あとがきと解説の最後に。
この本は動物たちの行動を知る上で、絶対に欠かせないものである。
そこには感激があり、感動があり、人間の心の動きがあり、そして現実の動物たちを観る目がある。
現実の動物たちは魔法であると、ローレンツはいつも思っていた。
彼がなぜそう思ったか、それはこの本を読めばわかる。
日高敏隆