知床のコムヌプリだより
Vol.41 2023.6.24
6月21日の夏至の夕日。
一年でいちばん昼の長さが長い時間が終わります。
夏はまだまだ続くのに、なんだか寂しくなるのは私だけでしょうか。
太陽が沈んだ後のマジックアワーでは、ウトロの町の奇岩が黒く浮かび上がりるのが印象的です。
その岩の間を縫うように、私たちが暮らす家々があり、人の営みが見えます。
「ウトロ」とはアイヌ語由来の地名で「Uturu-ci-kus-i(ウトゥルチクシ)」から来ていて、直訳すると「その間を我々が通るところ」という意味です。
昔から変わらず、この岩々の間に暮らしがあって季節の花の開花を楽しんだり、日が沈むのを寂しく思ったりしていたのかなぁと、少しセンチメンタルな気持ちになる今日この頃でした。