ムウアロハ 手仕事の日々

オリジナルボディワーク。からだとこころを施す手仕事。

麻のこと。

梅酢や梅醤番茶などを買っている岡山の三宅商店さんのメルマガに

麻のことが書いてありました。

 

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11月22日に二十四節気の小雪を迎え、山間部では雪がちらつき始めています。

 

今年は夏から秋、秋から冬への移行のタイミングが独特で


暑い日が続いたと思ったら長雨が続き、突然気温が下がっていくというような体感がありました。

 

 

「今年は衣替えが追いつかなかった」という方も少なくないのではないでしょうか。

 

冬の備えというと、防寒具、冷えにくい肌着などを求めることになると思いますが、

 

ヒー☆テックなどの化学繊維は、静電気を起こしたり、肌を乾燥させたりするとも言われています。

 

肌に優しく、環境にも優しい素材といえば『麻』です。

 

「麻素材は夏に使うもの」

というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、
長年使っている実感から、そんなことは全然ないと断言したいです。

 

 

肌を乾燥から守り、電磁波や静電気をアースしてくれながら、清潔感を保ってくれます。


そんな麻素材はオールシーズン、肌着にもアウターにも使えます。

 

麻の生地はじわじわと人気が高まってきています。

 

麻には「リネン」と「ヘンプ」があります。


夏の生地としてはリネンが有名で、

夏涼しくて冬暖かいのがヘンプ素材。


どちらもさらっとした風合いで摩擦に強く、丈夫で長持ちするとして人気があります。

 


麻と言えばリネンが多いですが、最近ではヘンプの生地も見られるようになってきました。

こちらはより繊維が強く、もっと丈夫。


最初は硬さを感じるかもしれませんが、着るたびに身体に馴染んできます。

 

 

実は、戦前の日本では麻=ヘンプとして日常生活のいたるところに使われて、
市民の生活を支えていたのです。

 

神社のしめ縄は今でもヘンプ。
お盆のオガラもヘンプの茎です。

 

栽培のしやすさや、生育時のCO2の吸収、なども選ばれる理由になっています。


コットンリネンやヘンプコットンなど、素材を混ぜてもまた違った風合いが楽しめるのが自然素材の魅力。

 

さらに、草木染を施したものを選べば、化学染料で染めるときの水の汚染を防ぐことができます。


 
★ヘンプ / 麻について


【麻】は縄文時代の昔より日本人の生活(衣食住)文化と密接に関わってきた植物です。

 

最近の傾向で、繊維利用を目的とし品種改良した麻のことをヘンプ(Hemp)と呼ぶようになりました。


また、成長の速度が速く、農薬や肥料を必要とせず、痩せた土地でも育つので、環境にとても優しい植物です。

 

その繊維、葉、花、幹、種子などは余すところがなく、建材・燃料・医療・祭事・神事などに利用され非常に親しまれていました。


かつての日本では、麻の糸でへその緒を切り、

麻のようにすくすくと丈夫に育つようにとの願いを込めて麻の葉模様の産着を着せました。

 

麻の鼻緒の下駄を履き、麻布の着物や褌を身に着けて、麻の茎入りの壁でできた家で暮らしていたのです。

 

(*鬼滅の禰󠄀豆子ちゃんは麻の葉模様の着物です)

 

 

ヘンプコットンの特性

①抗菌性
強い抗菌性で細菌の繁殖を防ぐ。

 

 

②吸汗即乾
ヘンプ繊維の中心はストローのような空洞になっています。
表面はヒビ割れのようになっていて、その小さな空洞が汗を吸い上げ、
汗とともに熱を空気中に発散するので乾きも速い。

 

 

③調湿性
へンプは“生きた自然素材”と言われ、衣料内の湿度を適湿にコントロールしてくれる。
夏は涼しく、冬は暖か。いつでもサラッと快適。

 

 

④消臭性
汗による嫌な臭いの発生源であるアンモニア・酢酸・イソ吉草酸のいずれも消臭する効果が。
カビや害虫にも強く、臭くなりづらい。

 

 

⑤UVカット
ヘンプの紫外線カット率は95%以上(シルク84%、コットン68%)と
素材の中で、もっとも日焼け止め効果の優位性をもっている。

 

そのほかにも、電磁波や放射能を防いでくれるとも言われています。

 


「衣服は大薬なり」

という言葉があるとおり、日々肌に触れるものを見直すことが、ものづくりの世界とのつながり、
生態系とのつながりを見直すことになっていきます。

 

 

体を守ること、コミュニティを守ること、職人技を守ること、天然繊維をもたらしてくれる生態系を守ること。

 

 

身につけるものを変えることが、世界の変化につながっていきます。

 

家族や親戚、お友達へのギフトにも、自然素材たちをぜひご活用ください!!

 

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◉近江上布のパンツ

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織りをした時に先生が「昔はこんなのも作ってたのよ」と出してくださって。

お願いして買わせてもらいました。

 

鼠蹊部に全く当たらず、ものすごく履き心地が良いのです。

 

今度行ったら上布の布を買ってきてミシンで作ろうと思います。

 

 

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近江上布を織ってから強く麻に惹かれています。

 

近江上布では靴下は作ってないので

アマゾンで麻(ヘンプ)の靴下を緑と赤の2足買ってみました。

 

【日本一の履き心地】A Hope Hemp アホープヘンプ スラブネップツイスターソックス SHSX-007 23.0cm~25.0cm SOCKS 靴下 綿 麻 COTTON HEMP 日本製 MADE IN JAPAN 奈良靴下 

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