ムウアロハ 手仕事の日々

オリジナルボディワーク。からだとこころを施す手仕事。

野生動物講演会

10月26日(水曜日)🌞🌞🌞

 

秋晴れ
洗濯日和
とても心地よい日和でした

 

月曜火曜とバタバタ

 

今日は石切で午前体操と、午後のほぐしフル施術お2人

終わって速攻神戸元町へ

 

2人施術なら行ける!と、昨日急きょ申し込み、野生動物ガイドとして、また写真や映像でも世界的に有名な安藤誠さんの講演会(6時半から)に行ってきました。

 

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一番前に座りました
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釧路の鶴居村在住の安藤誠さん。


普段は世界を飛び回っているので直接会えることにドキドキしました。

 

学生会館の大ホールは満員でした。

 

映像とお話であっという間の2時間。

 

丹頂(丹頂鶴は間違い、丹頂です!空港も「たんちょう釧路空港」)の他、
ヒグマ、キタキツネ、エゾタヌキ、など、北の大地に生きる野生動物の生き生きとした命の営みに感動して涙がこぼれました

 

お話も聞き逃すまい、と必死でメモをとりました

 

特に熊の話はズシンときました。

 

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◉熊ほど真面目で正直な動物はいない

 

 

 

◉マスコミが熊の事故や被害を100年間流し続け(その裏にあるなんの情報も出さずに)

「害獣の駆除」と殺し続ける

本当は山にとって必要だった日本オオカミと同じ運命を辿らせようとしている(絶滅)

 

 

 

◉アイヌの人々がなぜ熊を最大、最高の山の神、キムンカムイとしたのか?

熊は豊かな山そのものだから

 

自然や動植物の様子を注意深く観察してきたアイヌの人たちだからこそ、真のヒグマの存在や意味を理解したのです

 

 

 

 

◉害獣の熊をなぜ守る?

熊が必要な理由は何?とよく聞かれる


ではあなたはこの社会でなぜ生きている?と逆に問うきっと生きたいから生きている、と答えるだろう


熊も生きたいから生きている


人は悪いことをしたからと簡単には殺されない
熊は人里に降りてきただけで殺される


北海道だけで年間1千頭近くのヒグマが人に殺されている。

去年は920頭。

 

※北海道はヒグマの生息地、青森以南はツキノワグマ

 

昨年全国ではヒグマ、ツキノワグマが7000頭殺された

 

 

 

◉なぜ北海道と名付けられたか?
元々は明治の新政府の一員として北海道の調査に入った松浦武四郎

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武四郎はアイヌ文化に触れ、あまりに純粋で自然と一体となって暮らしていることに感動し、

153年前に「北加伊道」と名付けた

 

「加伊(カイ)」はアイヌの古い言葉で「この地に生まれた人」

https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/matuuratakeshirou.html


しかし時の明治政府が「そんな野蛮人の名前はダメだ」と海に変えた
松浦武四郎はその場で退職

 

その後はアイヌ研究に没頭し、世界にアイヌ文化を知らしめた

 

 

 

 

◉メガソーラーの巨大な開発や大規模風力発電で、今日本の山は今どんどん壊されている

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自然環境を守れない利益優先の国は結局人も守れない国になる

 

 

 

◉信頼とは何か
それは「継続」

 

 

 

◉これまでの慣習や通例や義務ではなく、
ただ自分で決めて実行していくこと

 

これで満足だと思った時点で探究心や向上心は終わる

 

 

 

◉これからは「個」の時代

みんながやるから、TVで言ってるから、普通はこうでしょ?・・というのは通用しなくなる

 

全ては自分の感覚、自分の意思で生きていく時代になる

 

 

 

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講演が終わって、安藤さんは人に囲まれ、本のサインは長い行列

 

今日発売された最新本を買いました

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腰掛けて遡上してくる鮭をぼんやり見つめる哲学熊(笑)

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列の最後でサインもらえました

そして思い切って訪ねてみました


「OSO18についてはどう思われますか?」


驚きの答えが返ってきた(*'-'*)


OSO18のせいで若い雄グマがたくさん殺されている、それが悲しいと。。

 

 

OSOのことを聞いたからか、サインは名前だけでなく

今の私に必要なことが書かれていてビックリ❣️

 

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とてもワイルドで大きくて深くて不思議な方でした


帰りの阪神の中でなんだかボォーーっとしてしまいました

 

 

釧路の鶴居村の安藤さんの宿、ヒッコリーウィンドに行きたいなあ

 

自然が大きく人間がちっぽけなところでしばらくいたいなあ

 

野生動物と同じ空気を吸いたいなあ

 


■Wilderness lodge Hickory Wind
http://hickorywind.jp/phone/index.html

 

 

 

※来月から3か月、全てのJAL機内で安藤さんの映像を見ることが出来ます。

JAL冊子にはエッセイも

JALに乗る方は見てみてください❣️

 

 

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今日の講演会は日本熊森協会からの案内でした

 

なぜ熊は殺されるのか?・・疑問に思った尼崎の中学生と森山先生が立ち上がり協会を設立したのが25年前

 

その生徒の1人が森山先生の後を継ぎ、弁護士資格を取り二代目の会長になりました

 

熊を守る=森を守る=人を守る

 

私は15年前、お客様にこの本をもらって入会しました

(今日10冊買ってきたので欲しい方は無料で差し上げます)

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月500円、年間6千円

 

ここの会報で自然について森について教わったことは数知れません

 

熊森協会をおかしい!と言う人もいます

科学的根拠は?偽善だ!熊は守らなくていい!など批判も多く、全国の猟友会からの苦情も多い

メガソーラー会社からの嫌がらせも後をたたない

 

 

これまで15年見てきて、皆さん利益など度外視でほぼボランティアなのも変わらないし、真剣に森を守りたいという強い気持ちも昔と変わっていない

 

安藤さんもこんな良い会はない、と

 

熊が住めなくなる森は森でないような気もする

 

日本の森は他国の企業にどんどん変われ、メガソーラーや大型風力発電の計画も目白押し

 

日本の豊かな森を未来永劫残せるのだろうか

 

■東北の猟友会員からの切実な声

http://blog.livedoor.jp/happajuku/archives/52154751.html

 

 

 

■日本熊森協会

https://kumamori.org/

 

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衝撃

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