新年に入籍予定だったFさんが秋に彼とお別れして、先日ここでたくさん泣きました。
(日記に自分のこともむうさんのことも書いてくださいと言われました)
彼の事は4年前から聞いていて。
結婚祝もお渡ししました。
「泣きにおいで」、と言ったからね。
私の情けない失恋話をFさんにしたら、自分のことより泣いてくれて。
ビックリして 私も泣いてしまって。
二人で2時間以上ワンワン泣いてました。(フルコース出来ず)
「むうさんの話に救われました」
そっか。
それだけで私の失恋は意味がありました。
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結婚も含めて失敗失恋ばかりの人生。
人生で一番好きになった人。
出会ったとき「あれ?私がもう一人いる」と。
恋人からとーっくの昔に心友になっちゃったけど・・・私はずっと好きでした。
このまま一番近い所で生きて、おもろいじいちゃんばあちゃんになるやろなーと楽しみにしてました。
でもそれは私の独りよがりで。
心友からただの友達へ。そして知人へ。最後は他人。
いつしか彼の日常が何にもわからなくなり、お願いして会ってもらっても以前の彼ではなくて。会うたびに悲しくなって。何年も悲しくて。
他人になる前に言われた言葉。
「ずっとむうのご機嫌取りをしていた」
これまでの全てをぶち壊すひと言。
幸せな時間も。楽しい思い出も。
「感動を共有する人は他にいる」
こんなに悲しい言葉、ないよ。
鬼滅の刃では辛い出来事のあと、柱になるか、鬼になるか、だ。
私は鬼になりました。
泣いて責めて暴言吐いて。
深夜の電話で寝不足にさせ
深夜に彼の家に行ったりストーカーまがいなことしたり。
怖い鬼。醜い鬼。
周りの友人たちは家庭を切り盛りして子供を育てて孫もいて、きちんと人生を作っている。
私は25年も何してたのだろう。
今は鬼になってしまって。一体何してるのか。
眠れなくなって。
時々息がうまく吸えなくなって町や地下鉄でうずくまりました。
更年期とストレスで肝臓の異常な暴走が起こり、頸動脈に爆弾💣️みたいな血栓が出来てしまい。
元気になろう、立ち直ろう、前を向こう、と何年も頑張りました。
一人旅やいろいろ。
少しずつ再生してゆきました。
今年コロナがきっかけで始めた筋トレとボイトレが自分でもビックリするほど体内からヘドロが流れて出て。
昔の私にゆっくり戻りつつあります。
そして最近わかってきたことがあります。
ご機嫌とりをさせていたものが、やっぱり私にあったのだと。
(ご機嫌とり。。この言葉が深く胸に突き刺さって今も人と深く関わるのが少し怖い)
知らず知らずの間に「傲慢」になっていた。
人は理由なく去ったりしません。
「私をずっと特別な存在として大切にしてくれるはず」
思い上がりの傲慢。
充分に愛や優しさを与えずに、いつも自分勝手で、常に自分の都合で行動して。
優しさに甘えて鷹をくくっていた。
今思い返しても申し訳ない気持ちで一杯です。
どんな身近な人であっても、わきまえの限度を越えてはいけない。
彼はひょいと離れたのではなく、私が気付かないうちに何年も少しずつ心の変化や疲れがあって、それを解消出来ずに溜めていたんだ。限界まで。
そんなことに今さら気付いた。
もう遅いけど。
どんな別れでも別れは必然。
自分の方に引き戻そうと追っかけても無理で。(それはまた彼を苦しめる)
救われるには結局、勇気を持って手放すしかない。
Fさんにこんな話をしました。
過去を振り替えるちょっと辛い時間だったけど、とても良い整理になりました。
「失恋は残りの人生のためにむうさんを根底から変える神様からのギフト」と、
この夏ルリさんから言われたことを、そのままFさんに伝えました。
「そっかもう元には戻せないならこのまま泣いてても仕方ないですね」と笑顔になったFさん。
いやいやそんなに簡単に元気にはならないよ。浄化の涙はこれからも一杯出るよ。泣いたらいいよ。
少しずつ少しずつ再生していけば。
人生で一番好きになった人。
今は素敵な女性と感動を共有しているのかな。
特別なものを持って孤高で生きてる人。
そんな素敵な人の毎日に不要だった人間。
長い年月ご機嫌取らせてごめんなさい。
鬼になってごめんなさい。
与えてもらったものは一生消えない。
負の感情は消えて、残ったのは感謝。
それを糧にします。
鬼から人間にやっと戻れたかな(笑)。
片思いが当然で。
両思いは奇跡で。
結婚は運命で。
誰の心の中にも必ず存在する鬼。
【執着】という首を切ったら消滅しました。
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◆なぜ、失恋はそんなにも辛いのか?《一冊の本より》
恋をしていない人から見ると「バカじゃないの?」「たかが失恋くらいで」「もっと大きな人生の悩みはあるでしょ?」ですよね。
【心】【魂】を書いた一冊の本に、失恋についてこう書かれていました。
(Fさんにあげました)
もしも周りに失恋で苦しんでいる人がいたら、バカじゃないの?って思わずに、これを少し思い出してあげてください。m(__)m
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失恋の痛みは寂しいや悲しいにとどまるものではありません。
失恋とは自分がそんなにも惹かれた相手に
「あなたには惹かれません」
と表明されたこと。
それは自分の存在に対する実感や自尊心のようなものが根底から揺らぐことなのです。
恋を失ってとっさに自殺を考える、という心情は、
恋をしていない人の目には奇異に映りますが、
失恋を知ってる人から見れば
「さもありなん」と思えます。
恋をするということは、
「自分が自分である」という実感の一部を、
恋した相手のほうに「丸投げ」して投げ出してしまうようなこと。
自分の実感が「外側」に出たようなかたちになります。
これを「要らない」と言われると、
その丸投げした「ナカミ」は
自分の中にスッと戻ってくるかといえばそうではなく、
切り離された魂のように、
宙に漂って挙げ句の果てには消えてしまうのです。
片想いにせよ、両想いにせよ、
恋を失ったとき、私たちのナカミはスカスカになり、
自分がこの世界において、
ほとんど意味を持たない存在のように思われるのです。
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■恋をしたから (あいみょん)
夕方の匂いが苦しくて