令和2年 3月2日(月曜日)
コロナで大変なときにひんしゅくかいそうですが
月曜火曜とキャンセルになり思いきりました。
奈良に一泊してお水取りへ。
お水取りは穢れや罪を焼き払う行事。
平城京の752年から、戦争や東大寺焼失でも続けられ、一度も途絶えることなく、1269回目のお水取り。
コロナで迷ったけれど、今年はどうしても行かなければならない。
何があっても行きたかったのです。
なのに・・・(>_<)
胃腸炎になってしまい。(>_<)
日曜夜に食べた古いチョコレートが原因かと。
一緒に食べた妹も胃腸炎に。
(ただたくさん食べた私に比べて妹は軽く済みました)
月曜朝は二人ともお腹痛い。胃が気持ち悪い。
箕面からの帰り、難波駅のトイレで吐きまくり、帰っても上から下から大変でした。
「奈良はキャンセルか・・・」
でもホテルのキャンセル料が80%かかる(>_<)
近所の医者で「先生コロナちゃいますよね(>_<)」
「違う違う。喉に異変はないし、お腹ゴロゴロいうてるから胃腸炎や」と笑われて帰宅。
上も下も落ち着いたのでフラフラながらも12時頃出て奈良へ向かいました。
二月堂まで来るとすっかり元気に😀
人いない・・・
お水取りは、選ばれた僧侶たちが3/14まで大変な修行を一日に6回行います。(六時)
◆六時とは一日を日中から夜明けまでを六つの時に分けたもので、日中、日没、初夜、半夜、後夜、晨朝(じんじょう)と呼ばれる。
六時それぞれに悔過の作法が勤められ、その間にも様々な法要や行事、修行が組み込まれている。
1時半から始まった「日中」の修行を、お堂の小部屋に正座して一時間半ほど。
頭を垂れ、手を合わせて静かに懺悔して聞きました。
例年なら人の多さでお堂には入れないのですが、今年はガラガラ。たった5人でした。
寒さも感じず、読経と鐘の音、僧侶たちの走り回る大きな沓音など。
どんどんどんどん引き込まれ、どんどん浄化されてる気がしました。
たまに知らずに涙が溢れました。
部屋を出てお松明が昇る階段を降りました。
今夜燃やされるお松明です
先の準備も
薬を飲まなきゃいけないので
二月堂横の茶屋で、ここの名物、小豆から炊いたぜんざいを食べたかったけど、食欲はなく、わらび餅を食べたけれど店を出たらトイレで全部吐いてしまいました。(薬も)
あーあ、と思いながら奈良公園を散歩。
夕暮れの空と広がる景色は本当に気持ち良く、ゆっくりゆっくり歩きました。
ほんとうに人がいない。
(若草山)
道路まで出て、人力車が目に留まり、普段ならスルーするのに、なぜか乗ってみたくなりました。
とても気さくな温かいおじさんで、奈良にまつわる「トリビア」な話をたくさんしてくれました。
特に鹿の話は面白かった。(^-^)
*鹿のお尻が白いのは群れがどの方向へ向かっているかすぐにわかるため。
*奈良公園は森林も芝生も手入れの費用が不要。
鹿が木の葉も下草も余分な芝も全て整備してくれる。
糞は養分になる。
税金の面でも本当に有難い存在なんですと笑ってました。
ゆっくりゆっくり走ってくれます。
乗り心地抜群です。
視線の高さが違うと、景色も違って見える。
奈良ホテルに到着。
JRの株を持ってる友達から優待宿泊券をもらったので、憧れの奈良ホテルに泊まりました。
■奈良ホテル
明治42年創業。
日露戦争後に外国人が多く訪れるようになり辰野金吾の設計により建てられた。
太平洋戦争後は7年間米軍に接収される。
このホテルを愛した外国人はアインシュタイン、リンドバーグ、ヘレン・ケラー、オードリーヘップバーンなど多数。
今はなくなったけれど、ロビーや各部屋に暖炉があった名残が部屋に残されていて、暖炉が今はテレビ台になっています。
ポットのお白湯をひたすら飲んで。
熱が出てきて体温計で計ったら8度。
とりあえず布団かぶって少し寝ました。
■お松明
六時の「初夜」を告げるもの。
3/1~3/14まで毎日続けられます。
3/12と3/14は大松明が掲げられます。
起きたら熱は微熱、タクシーで急いで二月堂へ。
さすがに夜は多いだろうと思っていたら・・・エッ?!マジ??? ガラガラ。
7時から始まりました。
ひたすら唱えました。
【罪を焼き払え】
【穢れを焼き払え】
【過去を焼き払え】
【コロナも焼き払え】
お松明が10本出るので、この4つを10回ずつ唱えました。
◆さだまさし 修二会
(良弁椿、 南無観世音、 青衣の女人、 女人結界、 五体投地)
お松明一本約2分 × 10本
20分ほどで終わり、二月堂にお参りしてから、例年ならとてももらえない縁起物のお松明の焼け残り。
今年はほぼ全員それをもらって二月堂をあとにしました。
真っ暗な飛火野の森を気持ちよく散歩。
ライトアップされた浮見堂をしばらく見てホテルに戻りました。
人っ子一人いない夜の森はちっとも怖くない。
不思議と温かいものを感じながら歩いてました。
ホテルに戻ったらカァーっと熱が上がってきて計ったら8度5分。
菌と私の白血球が勢いよく闘っているのが感じられました。
熱めのお風呂にさっと浸かって、9時半には布団へ。
元気なら奈良豆腐を食べて、お水取りから戻ったら奈良ホテルのバーで一杯やる計画だったのに。。。(>_<)
お松明の炎で燃やされたように火のように熱い体を丸めて爆睡しました。🔥💤
巨大な焚き火を三角座りしてじーっといつまでも見ていると、突然鬼が火を消しにきて、消されてたまるか!と大きな団扇であおいで火を大きくする夢を見ました。😌🌃💤
翌朝すっかり熱は下がり、体も全く普通で、食欲も出てきて完全復活していました👀‼️
お松明の火と白血球で体内の菌を焼き付くしたんやな😀