1冊の本がNさんから届きました。
編集経験ゼロの島田潤一郎(43)さんが
東京・吉祥寺に立ち上げた小さな出版社【夏葉社】
「何十年先も残る本」
理想は【アンネの日記】
「屋根裏部屋で書いた小さな声を拾い、時代を超えて届けられることが、本の元来の役割」
そう話す島田さん。
命より大切に思える人を亡くし
失意の中で出会った英国神学者の詩。
これを本にしたくて「夏葉社」を立ち上げました。
娘を授業中に突然亡くしたお母さんから200部の注文が届いた。
卒業式に同級生の子たちに贈りたい、と。
(新潮社 1900円)
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封をあけて台所で立ったまま
湯を沸かしながらすぐに読みました。
涙が溢れました。
震災や事故で大切な人を失った人にも読んでもらいたい。
突然の別れを経験した人にも。
まだたまに泣いている妹にも見せます。